豆嫁

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「発酵と日本人」

欧米文化が入ってくる前の日本は、発酵食が当たり前の生活でした。例えば、ご飯を炊いておひつに入れて布巾をかぶせる。できた冷やご飯は発酵食です。ご飯を素手で握っておにぎりにする。これも発酵食です。空中や体に付着している見えない菌が食べ物と一緒になり、菌の働きで発酵が始まります。そういったものを食べて、先人は生活してきました。代表的な調味料である味噌やみりん、お酒、醤油など日本が誇る食はほぼ発酵食です。日本人は、世界の中でも菌との共存関係に長けた民族だったのです。そして仏教の教えもあって穀物中心の菜食生活が主でした。少ない食物でいかに栄養を蓄えるか。体が求めた結果、発酵食にたどり着いたのです。皆様の食事のラインナップはいかがでしょうか?先人の食事を想像してみてください。ご飯に味噌汁、漬物。昔は一汁一菜の暮らしでしたのでこのようなラインナップです。現代では一汁三菜が推奨されていますので、ラインナップとしてはご飯、干物、納豆、漬物、味噌汁といった感じでしょうか。実はこのラインナップはほぼ完璧な食事のシステムなのです。ご飯で炭水化物、つまり糖質を。干物はタンパク質がアミノ酸になりかかっているもの(焼けばアミノ酸に変わります)。納豆は植物性のタンパク質。漬物はビタミンと酵素がたっぷり。いずれも栄養の吸収力が高く、品目も素晴らしい。洋食ではどうでしょうか?残念ながら欧米の食を日本に持ってきた方は現地のテーブルごと持ってきておらず、美味しいところだけが日本にやってきています。例えば、ステーキ。現地ではザワークラウト(漬物)が付け合わせに出ます。ワイン(ぶどうを発酵させたお酒)を飲む民族です。フルーツ類(酵素たっぷり)もたくさん摂取します。日本ではステーキを食べる際は何と一緒に食べますか?